FC Active

数年前。

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FC activeに一人の青年（Ａ君）が参加しました。

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見るからにヒョロヒョロで当たったら倒れてしまうんじゃないかと思うくらいの体型でした。

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（スラムダンクの宮益くらい(笑)）

 

 

 

実際にバスケをやると、

 

・足が遅い

・体力なし

・足をつる

 

の散々でした。

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（こりゃ続かないなぁ・・・）

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しかし、Ａ君は毎回サークルの練習に欠かさず参加しました。

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約１年後。

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Ａ君は体型もスポーツマンらしくなりサークルの練習にもついてこれるようになりました。

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（足は相変わらずつっていましたが(笑)）

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それだけにとどまらず、

 

Ａ君はサークルのＢＢＱを率先して開催したり、

 

練習以外の日に仲間と遊びに行ったり、

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サークルの中で信頼される存在になっていました。

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それから約１年後。

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Ａ君は仕事の関係で別の街へ引っ越すことになりました。

 

 

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私はサークル仲間から知らないうちにＡ君の送別会が開かれたことを聞きました。

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（なんだよ・・・俺だけ仲間外れかよ）

 

 

 

と思っていたところ

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「Ａ君、たかさんと１対１で飲みたいって言ってましたよ。」

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※「たかさん」は私（代表の三浦）のことです。

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Ａ君が引っ越す前日。

 

私はＡ君と居酒屋にいました。

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そこでＡ君はこんなことを話してくれました。

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Ａ君がサークルに参加した理由

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Ａ君がサークルに初めて参加する１年前。

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地方の地元街で暮らしていたＡ君は、会社に転勤を告げられ1人私の住む街に来たそうです。

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初めて住む街は当然友達もおらず、平日は職場と家の往復。

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休日は家に閉じこもっていました。

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そんな生活を半年以上続けているとＡ君の精神状態は悪くなっていきました。

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食事は殆んどのどを通らず、体は痩せる一方。

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駅の階段さえ上ることが辛かったそうです。

 

 

 

仕事以外の仲間が欲しかったんだと思います。

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そんなある日。

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私がＳＮＳ上で掲載していたバスケサークルの仲間募集に目が留まったそうです。

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（ここなら気軽に参加できそう・・・）

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高校時代にバスケ部だったこともあり思い切って私に連絡したそうです。

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それからの出来事はお話した通り。

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居酒屋でそんな話を聞いたあと、

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「たかさん、俺、起業するんです！！」

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Ａ君はそう話してくれました。

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次の日、

 

Ａ君は起業するために引っ越していきました。

 

 

 

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​

お・し・ま・い